オレンジの壺(上・下)  宮本 輝 〔講談社〕 2003年3月1日 土曜日

4宮本文学の中で一番好きな一冊です。
平凡な25歳の佐和子がある日、祖父が遺した日記を見つけ、 世界大戦前にパリで暮らした祖父の知られざる意外な過去を探しに旅に出ます。
先の読めない展開に、大学2年生で読んだ当時連夜の睡眠不足になりました。

蒼穹の昴(上・下)  浅田 次郎 〔講談社〕 2003年2月1日 土曜日

3最高の歴史小説です。ラストエンペラー時代の中国紫禁城を舞台に、 一人は官僚、一人は宦官となって西太后に仕えるニ人の幼なじみが権力の階段を駆け上がります。 『鉄道屋』の人情味が大スケールのなかで感じられる浅田小説の傑作です。

立花隆のすべて  〔文芸春秋 編〕 2003年1月1日 水曜日

2「知」の生神様、立花隆と文芸春秋時代の元同僚たちが対談し、立花氏の変人ぶりを暴いています。 立花流勉強方法の書かれた最初の20ページは誰もが参考になります。 報道を目指す学生は、これを読んでから「田中角栄研究」などを読むときっと勉強になります。

情報、官邸に達せず  麻生 幾 〔新潮社〕 2002年12月1日 日曜日

1なぜ、金正男は不法入国が出来たのか、なぜ簡単に帰国させてしまったのか? この本は、最近の6つの有事について官邸の内幕をノンフィクションで描いています。 特に金正男事件、JCO臨界事故、阪神大震災の内幕は圧巻です。 素顔が不明の著者の正体も気になりますね。